2014年。南阿蘇の「耕さない田んぼ」で観察されたヘイケボタルに関連する情報を紹介しています。
寒暖の差が大きいかった今年の春先。
田んぼの水温も昼間は暖かいが、夜明け前にはかなり冷たくなっていた。
ただ、最近は田んぼの土は明け方でも暖かく感じられるほど、地温が上がってきている。
と、そんな環境なので、ヘイケボタルが発生しているだろうとの思いで、今年初めてのホタル観察にでかけた。
ヘイケボタルのために刈り残した畦草の隠れて、淡い光の点滅が観察できた。
今年の耕さない田んぼは水草対策と高低差をなくす目的で、表面から数センチだけ耕す「表層耕起」を施したり、
田んぼの土を落ち着かせるために干したりと、ヘイケボタルのには過酷な環境になっている。
そんな理由があり、ヘイケボタルが観察できたので、「ホッ」と一安心。
白川の支流沿いの水はまだ冷たいのだろうか、ゲンジボタルは一匹も観察できたなかった。
きっと、これからだろうと思う。
[ホタルの小径の場所]
連なる「田んぼB1」、「田んぼB2」、「田んぼB3」沿いの農道。